2015年2月17日火曜日

Coincidence 2

2006年京都。
私は染物屋の離れで
町家を改築したギャラリーのような場所で働いていました。

8月の暑い日、
染め工房からの内線電話が鳴って
社長が私を呼んでいます。
「あのなぁ、なんや、外人さんがなぁ
 何いうたはるかようわからへんけど
 あんたを探したはるみたいやし
 そっちへ行ってもらうからな」

私を捜している外人さん?
そう思った瞬間
町家の階段をトントンと上がって来たのは
以前の投稿で紹介した
アンジェリーナ先生でした。

「Makiko!!!!!!!ヒサシブリ!!!!!!!!!!!」
「???????」
混乱して言葉が出ない。。。
数秒固まったのち、感動の再会のハグ!

当時もe-mailは普及していたけれど
アンジェリーナはメールアドレスがなく
八瀬で旦那さんに遭遇した後も
私たちはいつも手紙で文通していました。

旦那さんに長期京都ツアーの仕事が入ったので
アンジェリーナも子ども達に日本を見せたくて
一緒に日本に来ることに決めて
京都ならMakikoがいる!と
真っ先に私に連絡しようとしてくれたのだとか。

ところがその後私が引っ越してしまったので
連絡が取れないまま日本へきて
京都にいるということだけを頼りに
通っていた中学に連絡を取ったりして
やっとの思いで私の勤務先がわかって
会いに来てくれたのです。

(なぜ勤務先がわかったのかは、忘れました)

これだけでも感動的なのですが

びっくりしたのはここからで。。。。

2ヶ月ほど前から
旦那さんが添乗員として日本中を旅している間
町から少し外れた左京区にある、
夫婦が離れを改装して経営しているB&Bに
娘ちゃん2人と一緒に滞在していて
ずーっと私を探し続けて
帰国数日前にやっと発見したのだとか。

そうだったの!
見つけてくれて本当によかった!
日本は楽しめた?居心地はいい?
私の通っているバレエ教室のすぐ近くにもそういう感じのB&Bがあるけど
すごく素敵だよ!

というと、
「私たちが滞在しているB&Bの近くにもバレエ教室があるよ。
そのバレエ教室では今バレエ劇のピーターパンの稽古をしていて
わたしの子供たちが毎週1回稽古を見学するのを楽しみにしているの。
舞台の本番前に帰国しないといけなくて
フック船長と海賊たちの役は大人が踊るから
ジュニアクラスの稽古を見学している子供たちは
大人クラスのフック船長に会えなくて残念がってるの。」

私はこの話を、途中から
鳥肌でゾワゾワしながら
聞いていました。

なぜなら、そのフック船長役は

私だから。

その夏、私は
週に5日か6日程もそのバレエ教室で稽古をしていて
そのうち2,3回はピーターパンで大人が踊るフック船長役の稽古をするために
ジュニアクラスの稽古にも少し参加していました。

稽古場を出たらすぐ見える程近くにあるB&Bに
2ヶ月もの間滞在していて
しかも週に1度は稽古を見学していたにもかかわらず
週に5日も通っている私と顔を合わせることなく
帰国数日前にやっと私に遭遇。

ジュニアクラスの稽古で
ピーターパン見学
   ↓
終わったらB&Bに帰る
   ↓
私が大人クラスの稽古に早めに来て
始まる前に子供と一緒に
フック船長の稽古をちょっとだけ合わせる
   Ⅱ
ニアミスですれ違い!

というのをずっと続けていたのです。

そういえばバレエの先生が
アメリカ人の親子が稽古を見学に来るって言うたはったっけ。。。
まさかそれがアンジェリーナだとは。

そして仕事の後、
彼女が娘ちゃん達と滞在している
そのB&Bにお邪魔して
夜中まで色々話をしました。
その時私も彼女も人生の大きな転機にあって
数日後、彼女は帰国。
その数週間後に私はフランスに移住。

あれからもうすぐ9年が経ちます。
数年前に私は
彼女の転機の足跡を見つけたけれど
お互いが転居を繰り返したりして
連絡が取れなくなってしまいました。

9年目の今、また連絡を取ろうと
今度は私が彼女を探しているところ。

machiron

2014年10月1日水曜日

promenade

今日は夏のように日差しの強い1日でした。
藤が丘方面で色々と立ち寄るところがあって
とてつもない距離を歩いてしまいました。


パンジェンヌさんにもご挨拶。
素敵な女性オーナーさんのお店です。


お腹が空きすぎて倒れそうになったので
いつもの蕎麦屋さんで腹ごしらえしたあと


師匠の顔が見たくて歩いていったのですが
まんまと定休日でした。
味わい深い看板をしばし鑑賞。

暑い中歩き疲れて、電車から降りるのが嫌になってしまい
伏見まで乗って遠回りして鶴舞線に乗り換えようと 
座れた車内で一息ついていたところ
名古屋市美で開催中の展覧会を思い出して
衝動的に伏見で乗り換えせずに下車。


コレクターに焦点を当てた企画展で
台湾の大企業、ヤゲオ財団のピエール・チェン氏の
現代美術コレクションを見ることができました。
著名作家の高価な作品が見られることも
もちろん興味深いのですが
チェン氏が財産として美術作品を収集しているわけではなく
実際に自宅に飾って作品を生活の一部として楽しんでいる
そんな側面も見せてくれる興味深い展覧会でした。


あまりゆっくり見る事はできませんでしたが
ちょっと大きな打ち合わせ前、
前もって息抜きをするという贅沢なひととき。
いいお天気で、気持ちがよかったです。

machiron

2014年9月30日火曜日

秋の夜長

メールが全盛の世の中ですが
小さい頃から何か頂きものがあったりすると
「お礼のお手紙を書きなさい」
と言われて育ったおかげか
手紙は大切にしています。


季節の便せんを選ぶのも
楽しみのひとつ。
この季節のお気に入りは
ひがん花と、山ぶどうです。

先日、荷物の中に同封しようと思っていた手紙を
入れ忘れるという失敗をしてしまい
今日書き直していましたが
なかなかうまく書けません。

夜中に手紙を書くのはよしたほうがいいですね。
爽やかな朝に書き直します。

machiron

2014年9月26日金曜日

金木犀はじまりました

昨日の夜から
金木犀の香りがしはじめました。
秋ですね。

食欲の秋。

美味しいお米があったので
お鍋でごはんを炊きました。



お鍋の炊きたてご飯が大好きです。
保温できないのが残念ですが
炊飯器で炊いたご飯に比べて
時間がたっても水分を含んで
モチモチしているようなきがします。


そのままでももちろん美味しいし
塩むすびなんかもたまりませんが
今日は平飼い・飼料無着色の美味しい卵で
卵かけご飯。
もちろん一杯で止まるわけもなく。。。


前に作ったトマトソースで
トマトライスにしました。
これがまた、美味しい。

食欲の秋を楽しみましょう♪
秋は関係ない手抜きメニューだけど。

machiron

2014年9月17日水曜日

ベクトルとピント


突然、口笛が吹けるようになりました。

昨夜、コンビニでおやつを買ったその帰り道
徒歩1分ほどの間なのですが
ふと
口笛が吹きたくなりました。
でも、そもそも私は口笛が吹けません。
なぜか口から空気を吸うと音が出るのだけれど
吹くと出ない。。。。
37年間がんばって吹こうと試みていたけど
吹けなかったのです。

ですが突然ある考えが頭に浮かびました。
吹けないままの口の形でずっと吹き続けていても
音が鳴るはずない。鳴らない形なのだから。

そこで、今まで自分が口笛を吹こうとしていた口と
まったく違う形で吹いてみようと思いました。
自分の感覚としては音なんて鳴りそうにもない
劇的なフォーム改造です。

そうしたら、

"ヒュ〜" と、音が鳴りました!

衝撃。感動。

口笛は、唇を通って出る空気が振動して音になりますが
初めて自分の口で吹いた口笛は
今まで自分が思い込んでいた形と
全く違う口の形で
今まで自分が思い込んでいた調音点とは
全く違うところで音が鳴っています。

Youtubeの
「口笛が誰でも吹けるようになる動画」にも
全く触れられていなかったポイント。

なんだか、
目の前にかかっていることにすら気付いていなかった
霧が突然晴れたような思いでした。

これは口笛だけに限った事ではなく
手元で1ミリ方向が間違っていたら
10メートル先では大きくずれているように
いくら「努力している」と思っていても
努力の方向が間違っていたら目指すところには
たどり着けないということなのだ、と
よく聞く話ですが
それを身を以て体験したように思いました。

関節の角度が少し違っているだけで
伸ばした脚の美しさが変わってしまう。

努力が報われない、というのは
努力の方向が間違っているかもしれない
同じだけ練習をしているのに
あの人は上達して私は上達しないなら
練習の方法があの人には合っているけれど
私には別の練習方法が合っているのかもしれない。

自分の理想を叶えるための着地点と
努力の方法を選ぶところから大切なんだなぁ。。。

そんなに難しくは考えていませんが
口笛という身体的な感覚でそれを実感できました。

22時、ほんの1分の間にこれらの事を考えて
玄関で靴を脱ぐ頃には1人でにやけていました。
口笛を吹きながら。

今日から私は口笛が吹けるのです。

*写真は本文と無関係です(ランチの時飲んだエスプレッソしかも飲みかけ

machiron

2014年9月2日火曜日

Matin nagoyatique

朝、、昭和区役所に行くために
杁中から御器所まで歩いてみました。
のんびりプラプラと、
40分くらいでしょうか。
御器所のあたりの山王通は
広くて交通量も少なく
緑があって気持ちいいので
好きなのです。


でもこの辺にはめったに用がありませんから
このあたりを歩いている時は
たいてい歩きたいだけの時で
鶴舞からプラプラとかそんな感じです。
東から御器所を攻めたのは初めて。


たくさん歩いたらお腹が空いたので
朝ごはんを食べることにしました。
御器所には居心地のいいスターバックスもありますが
ここはやはり名古屋的モーニングでしょう
と、通り沿いにあって以前から気になっていた
老舗喫茶店のコンパルへ。


御器所店は1階が駐車場で客席は2階。
駅から3分くらいの立地なのに
さすが名古屋のお客さん達は
車と自転車(!)で続々と乗り付けます。
昭和レトロな店内は贅沢に広くて
いかにも喫茶店仕様のしつらえが
名古屋モーニング感を高めます。


名古屋モーニングの基本といえば
トースト・サラダ・ゆで卵
でしょうか
あと赤だしがついてくるとか
こないとか。
コンパルのモーニングはトーストサンドで
中身は千切りのキャベツと目玉焼き
味付けはケチャップ。
なんとも懐かしい感じの味わい。
珈琲は貫禄の苦味です。

まだまだ2年目の名古屋を
異国的に楽しんでおります。

(区役所に行く予定が2時間押し)

machiron

2014年8月30日土曜日

ほとばしる


するべきことがたくさんあるときに限って
今しなくていいことがしたくなったりするものです。


昼間からJazzを聞きながら本を読むとか。。。


このお店は、置いてある本がストライクすぎて
本気で読んでしまいます。

人を待つ少しの間に立ち寄ったのですが
読みたいと思っていた米原万里さんの書評本を見つけて
1時間程熟読。
書評本でありエッセイでもあるこの本
最初の十数ページを読んだだけですが
歴史や政治の勉強にもなるなんとも深い内容。

何度も目から鱗!と思い
何度もなるほどそうか、と膝を打ち
一体私は目に何枚鱗を重ねているのかと驚き
膝は腫れ上がるのでした。

そのあと、2年ぶりに会う師匠の元へ。
そのあと、懐かしくて新しい場所へ。

心の中に
いろんなものがフツフツと沸き
迸って来ます。

興奮してなかなか眠れないのでここに記しました。
でもたぶんあと2分で眠れそうです。

今日も素晴らしい一日をありがとうございます。

おやすみなさい!

machiron